会社経営するなら ファクタリングの知識は必要不可欠
会社を経営したり、個人で事業を行ったりする場合、もちろん本業も大事なのですが、それ以外に、同じくらい重要な仕事があります。
それが資金繰りです。
本業をやりたくて会社を始めたのに、なぜ本業を頑張るだけでは、会社はうまく回っていかないのでしょうか。
本業がうまくいくことは、もちろん素晴らしいことですし、その目的のために会社はあります。
今回は、なぜ本業以外に資金繰りが大事なのかということを分かりやすく説明しましょう。
資金繰りはなぜ重要なのか?
まず資金繰りとは何かということからおさらいしましょう。
資金繰りは、簡単にいうと、お財布にいつも一定のお金を入れておくようなものであると言えます。
いくら家の金庫にたくさんのお金が入っていても、普段、ちょっとした日常品を買ったり、コンビニでお買い物をするときに、わざわざ金庫を開けてお金を取り出したりはしませんよね。
お財布に入っているお金を使います。
日常品を買うために十分な金額のおカネが入ったお財布を、毎日用意しておかないと大変不便です。
これを会社に置き換えてみます。
会社を運営するためには、皆さんが毎日日常品を買うように、毎月決まった金額を支払わねばなりません。
たとえばオフィスの賃料だったり、原材料の仕入れ値だったり。もちろん従業員のお給料も毎月支払わないといけません。
こういったものは、その月の売上が多かろうと少なかろうと、大体同じ金額が必ず出ていくことになります。
今月は売上が少なかったから家賃は払えない、というようなことは許されません。
そのため、つねに会社の金庫とは別に、毎月出し入れするおカネが必要になるわけです。
手元のお財布におカネがないと、日々の会社の活動はできなくなってしまいます。
手元におカネを置いておくように気をつけること、それが「資金繰り」です。
会社の本業と同じくらい、経営者は資金繰りを考えていなくてはならないのです。
これから事業を立ち上げようと考えている方は、その前に、資金繰りがいかに大事かということを知っておくべきことです。
本業だけに集中したいのは誰しも同じ。でも会社を立ち上げてそれを経営しようと思うなら、とりわけすべてを自分で行わなければなりません。
そのとき、本業以外の資金繰りを避けて通ることはできません。
たとえ本業がうまくいったとしても、手元のお財布に資金がないという状況に陥ることは珍しくありませんから、そのときにどうするかという覚悟が必要です。
そのようなときでも慌てずに、どのような方法があるかを事前に知っておくことが、非常に大切といえるのです。
資金繰りの方法で簡単·確実なのはファクタリング
本業がうまくいっていてもお財布にお金がないというのは、どのような状況なのでしょうか。
それは、会社の売上というものが現金化されるまでにはタイムラグがあるからです。
商品やサービスを提供(納品)すると、請求書を発行して取引先に送付します。これが売上です。
そして、取引先は期日が来ると請求書に記載されている金額を振り込んでくれます。
この「期日が来る」までの期間は、売上は現金になっていませんから、「売掛金」というものになります。
売掛金は、売上ではあるのですが、まだ現金ではない状態なのです。
そこで、売上は順調だが、その売上金が入金されるまでにはまだ時間がかかる、だから手元に資金がなくなってしまった、という状況が起こるわけです。
これは現実によくあることです。
来月または再来月には入金される予定なのに、手元におカネがないので月末の給料を従業員に払えない、仕入もできない。
そんな事態になると、いくら売上が上がっていても、会社の活動は事実上ストップしてしまうことになります。
来月に入金される予定の売掛金(売掛債権)が、今日入金されれば、目の前の支払いは問題なくできるのに――
そんな場合に、最適な方法がファクタリングです。
ファクタリングとは、最短の場合、即日から可能な資金調達方法です。
どんな仕組みなのでしょうか。
ファクタリングとは、言ってみれば「売掛債権の現金化」です。
お金を借りているわけではありませんので、借入金ではありません。
単に売掛債権が予定日より早く現金化されただけなのです。
ファクタリング会社は売掛債権を買い取り、手数料を差し引いて、皆さんにお支払いします。
手数料を差し引いているので満額ではないのが注意するところです。
ファクタリングを活用した資金繰りのメリット
先程ファクタリングは借金ではないと書きました。
ファクタリングという方法を活用した資金繰りは、すぐに手元に現金が入る代わりに、手数料が差し引かれます。
売却した売掛債権は、通常であれば支払期日に満額が入金されるものですが、ファクタリングの手数料分は少なくなってしまいます。
このため、借金の金利のようなものだと思われる方もいるかもしれません。
銀行から融資を受けると、借りたお金にプラスして金利分を返済していかなければなりません。
銀行から融資を受けるには、他にもいろいろな条件があります。
まず、審査に通るまでにはかなりの日数を要しますし、確実に融資が受けられるとも限りません。
待たされたあげく、結局NGになってしまうようなことも多いでしょう。
少しでも確実に融資してもらうために、大切な不動産を担保にしなければならないこともあります。
そうして融資してもらったお金は、会社の財務諸表に「借入金」として計上しなくてはなりません。
しかし、ファクタリングは、借入金ではありません。
売掛債権を売却しただけであり、もともと皆さんの手元に入ってくる予定だったお金ですから、「借入金」として計上する必要はありません。
もちろん申し込むにあたって担保を入れる必要もありません。必要なのは売掛金だけです。
ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。
2社間というのはファクタリング会社と皆さんの2社のことです。
これに対して3社間ファクタリングというのは、ファクタリング会社、ファクタリング利用企業に加えて売掛債権の相手の会社の3社ということになります。
3社間ファクタリングは。、売掛先企業も含めて契約を結ぶため、売掛金の回収という面でのリスクが低減され、ファクタリング手数料は安くなりますが、ファクタリングを利用するということを売掛先企業に知られてしまうことになります。
どちらを利用するかはよく考えて利用するようにしましょう。
銀行の融資診査に落ちてもファクタリングなら通る
今は景気の雲行きがますます怪しくなってきている状況で、銀行も審査の条件をかなり厳しいものにしていますので、融資のハードルも高くなる一方です。
借入できると思って相談したのに、結局断られてしまった、という経営者さんの話をよく聞きます。
ファクタリング会社ももちろん、申し込みを受けると審査を行います。
ただし、その審査は基本的には会社が持っている売掛債権の内容を審査するものであって、会社の財務状況などを審査するのではありません。
銀行で融資を断られてしまった経営者の多くは、「自分の会社は最近売上が落ちてきているからダメかもしれない」と心配されていますが、そのような会社でも、売掛債権の審査は楽々通ることは珍しくありません。
たとえば税金を滞納されていたりすると、まず銀行の融資審査には通りませんが、ファクタリングの審査では、そういったことも関係ありません。
会社を立ち上げて間もないスタートアップ企業でも大丈夫です。
繰り返しますが、審査するのは売掛債権の内容だけなのです。
売掛債権の相手方、つまり会社が商品やサービスを提供し、請求書を送った相手の会社の信用状況を審査し、その売掛金が期日通りに回収できそうかどうか。
これがファクタリングの審査対象です。
ファクタリングは財務諸表に記載する必要なし
会社を立ち上げると、財務諸表を作成して税務署に提出しなければなりません。
これは義務であり、もちろん虚偽記載などはもってのほかです。
借入金も、売上金も、人件費も、すべて正確な数字を記載する必要があります。
財務諸表は企業の通信簿のようなものですから、財務諸表を見ただけで会社の財政状況が判断されてしまいます。
たとえば借入金があまりに多いと会社としての信用度は下がります。信用度が低い会社は、当然、銀行からの融資も受けにくくなります。
しかし、上にも書いたように、ファクタリングは借入金ではありませんから、財務諸表に「借入金」として計上する必要はありません。
あくまでも売上金のままです。売掛債権を少し早く現金化する、ファクタリングはそれだけのことなのです。
また、私たちレイトラストが提供しているファクタリングはノンリコース型です。
リコースというのは、償還とか遡及という意味です。
私たちが、皆さんの売掛債権を買い、手数料を差し引いた額を皆さんにお支払いした後で、その売掛債権の支払期日に、万が一、相手先の会社が倒産して、支払いができなくなったとしても、皆さんにお支払いした現金を、遡って皆さんに請求することはありません。
つまり、売掛金の相手先企業の不払いリスクは、私たちレイトラストが負うことになります。
皆さんとしては、一度売却した売掛債権は皆さんの手を離れ、相手先企業の不払いにも皆さんは関係なくなります。
そのためにも私たちは売掛債権の相手先企業について入念に審査しているのですが、それで不払いになった場合に皆さんに責任を負うことを要求することはありませんので、ご安心ください。
このように、会社経営者、個人事業主の皆さんにとって、ファクタリングはとても有用な方法です。
資金が急に必要になる事態に備えて、ぜひ知っておいていただきたいと思います。
今は差し迫ってはいなくても、何か疑問がありましたら、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。
経営には備えが大事です。すべての経営者の皆さんに十分な備えをしていただき、安心して本業に専念していただきたいと私たちは願っています。
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