資金を集める16の方法をご紹介

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皆様ご存じのとおり、会社の経営における最も重要な項目のひとつが、資金の調達ということです。

もちろん、事業利益をあげることによって資金を増やしていくことができれば、申し分ないのですが、それがなかなかできずに苦労されている経営者の方も多いのではないでしょうか。

また事業をスタートしてまだ間がない会社では、最初の関門として資金集めがあり、なかなかそれを突破できずにつまずいてしまっている方も多いことでしょう。

資金を集めるには、思いのほかたくさんの方法があります。

ここでは代表的な16の方法を紹介し、それぞれの特徴を解説していきます。

資金を集める方法は、大きく3つの種類に分けられる

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企業が資金を集める方法は、以下に示す3種類のいずれかに分類されます。

・会社の資産を現金化する「アセット・ファイナンス」
・借り入れで資金を調達する「デット・ファイナンス」
・自己資本を増やす「エクイティ・ファイナンス」

それぞれの特徴やメリット・デメリットは、以下の通りです。

種類メリットデメリット
アセット・ファイナンス・負債を増やしてしまうリスクがない
・返済は不要。利息も払う必要がない
・用意できる資金は、資産の評価額まで
・資産が売れなければ、資金を用意できない
デット・ファイナンス・手持ち資金を超える額でも融資を受けられる・審査を受ける必要があるため、必ず借りられるとは限らない
・負債が増加する
・月々の返済が必要
・金利の分だけ支出が増える
エクイティ・ファイナンス・負債が増えず、返済も不要
・必要な額を調達できる
・出資を受ける場合は、経営権を他社に奪われるリスクがある
・補助金や助成金は、申請後長期間を要する場合がある。また、必ず受け取れるとは限らない

資金調達を考える際には、上記の特徴を踏まえた上で選ぶことが重要です。

会社の資産を現金化して資金を集める「アセット·ファイナンス」

資金を集める方法のひとつ目は、会社が持つ資産を現金化する「アセット・ファイナンス」です。

実行することで資産そのものは減りますが、代わりに現金が増えますから、貸借対照表上の「資産」が大きく変わらないということが「アセット・ファイナンス」のメリットであるといえます。

とくに、負債が増えないということは、経営者にとって大きな魅力になるはずです。

私たちレイトラストが提供しているファクタリングという資金調達方法も、この「アセット・ファイナンス」のひとつであると言えます。

ここでは「アセット・ファイナンス」の主な5つを取り上げ、それぞれの特徴を解説します。

有価証券を売る

以下にあげるような有価証券を持つ会社はたくさんあります。

・株式
・投資信託
・債券(社債や国債、地方債など)

なかには国内だけでなく、外国の法人が発行した有価証券を保有しているという会社もあるかもしれません。

これらの有価証券の多くは、換金することで現金化が可能です。

言わずもがなですが、有価証券は時価で取引されます。

もし必要に迫られて売る場合は買値よりも低い価格で売らざるを得ず、損をしてしまう場合も少なくありません。

このため余分な有価証券は早めにタイミングを見て売り、できるだけ多くの現預金を手元に置くことが、資金を集めるコツのひとつです。

売掛金を売る(ファクタリング)

有価証券や不動産などといっためぼしい資産を所有していない会社でも、たいていの場合、売掛金は保有しているはずです。

なぜなら、一般的な商取引において、その都度現金払いということは少なく、掛売りが主体にならざるを得ないためです。

そうした掛売りにおいては、多くの場合、支払いまでの期間(支払いサイトといいます)は、たとえば「末日締め翌月末払い」などとなっています。

納品やサービスの提供から入金されるまでに日数がかかりますから、入金されるまでの仕入れ代金など、運転資金の調達に頭を悩ませることとなるでしょう。

しかし、ファクタリングを活用して売掛金を売ることにより、最短で即日の入金が可能になります。

また、ノンリコースのファクタリングなら、万が一、売掛先からの入金がなくても、ファクタリング会社に返金する必要はありませんので、リスクが低くなります。

一方で、ファクタリングの利用には、手数料がかかります。

手数料率はファクタリング会社によって異なりますが、2社間ファクタリングの場合の一般的な手数料率は10%~25%と、決して安くはありません。

他にも登記費用などを要する場合もあるため、ファクタリングを利用する際は、複数のファクタリングに相談して相見積もりをとり、費用を比較することが欠かせません。

在庫処分をする

小売業や卸売業などのように商品を扱う会社は、大なり小なり在庫を持っていることが多いことと思います。

在庫は売れることで初めて現金化できるものですから、なかなか売れずに残ってしまっている商品は、思いきって在庫処分してしまうことも、有意義な資金調達の方法としてあげられます。

さらに在庫を保管するための倉庫も借りている場合には、保管費用も節約できることになりますから、その処分は一石二鳥の効果があります。

ただし、多くの場合、得られる金額は定価販売した場合と比べて大きく下がることが多いでしょう。

ただ、その場合も、オークションなどに出した場合は、かえって高く売れる可能性もないとはいえません。

不動産や車、機械など、使っていない固定資産を売る

土地や建物、車などの固定資産を保有する会社のなかには、その具体的な活用方法が確定しておらず、ただ単に持っているだけということもありがちです。

まさに「宝の持ち腐れ」ですね。こうした固定資産は保有しているだけで固定資産税などのランニングコストがかかります。

活用する予定がない資産を売却すれば、それによる現金が手に入るだけでなく、節税を両立することもできるわけです。

また工場などの設備をお持ちの場合は、今は使わなくなってしまった機械が休眠している場合もあるかもしれません。

今では、中古品でも売れる機械も少なくありませんから、廃棄する前に売却を検討することがおすすめです。

リースバックをする

資金を集める方法としては、上記のような「使っていない資産」だけでなく、事業で使っている不動産や車、機械などを売却するという方法も考えられます。

といっても、使っているものですから、なくなってしまうのは困ります。

そこで、リース会社や専門の不動産会社にそうした資産を売却した上で、固定資産は手元に残したままで、月々リース料を支払うというやり方があるのです。

リースバックを利用すれば、固定資産を引き続き利用しながら、まとまった資金を手に入れられるということになりますから、大きなメリットがあります。

一方でリースバックの利用後は、リース料の支払いが新たに発生することになりますので、月々の負担は増えますので、良いことばかりでもありません。

リースバックは一時的に多額の資金が必要であり、その後には確実に返済できるという場合にこそ適した方法だということができます。

借り入れで資金を集める「デット·ファイナンス」

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資金を調達する次の有力な方法として、ほかから資金を借りてくる「デット・ファイナンス」について悦明しましょう。

「デット・ファイナンス」は、手持ちの資金が少なくても、返済能力があると認められれば多額の融資を受けられるという点が魅力の資金調達方法です。

ただしデット・ファイナンスで調達した資金は、いずれ返済しなければならないものです。

ほとんどのケースでは一括で返済することができず、返済には長期間を要します。

加えて利息も支払う必要がありますから、トータルで考えれば、借りた額以上の資金が流出してしまうことになります。

銀行など、金融機関から融資を受ける

銀行や信用金庫など、金融機関から融資を受ける方法は、代表的な資金調達手段のひとつです。

もちろん金融機関やローン商品によってことなりますが、金利はおおむね1%~9%程度です。

これは審査結果によっても変わります。

優良企業であれば、より低い金利で資金を調達することが可能です。また、数千万円単位の金額を調達できるということが、金融機関からの融資のメリットでもあります。

もちろん、金融機関の審査は厳しく、とくに赤字企業などは融資を受けられない場合や、金利が高く設定される可能性がありますから、甘く考えるのは禁物です。審査には1ヶ月以上の期間がかかる場合があることも、デメリットといえます。

多くの場合、保証人を求められることも多いです。多額の資金調達では不動産などの担保を求められる場合もあります。

金融機関からの融資の特徴については、以下の記事もあわせてご参照ください。

銀行の融資条件とファクタリングの違い

ビジネスローンを利用する

ビジネスローンは、信販会社や消費者金融などといったノンバンクから借り入れる方法です。ビジネスローンは最短で即日での融資が可能であることがメリットです。

このため、急ぎで資金調達したい場面でも活用できるわけです。

一方で、ビジネスローンのデメリットは、金利の高さにあります。

場合によっては、利息制限法の上限金利を適用される可能性もあります。

金利が高いということは将来の支出が増えるということですから、審査後に提示される金利もよくチェックすることが肝要です。

またビジネスローンには借入金額に上限があります。銀行などのように、数千万円単位での資金を調達することは一般的には難しいでしょう。

ビジネスローンの問題点については、以下の記事でも解説しています。

事業資金の調達を急ぐときに 即日融資に安易に頼るべきではない理由

政府系金融機関などから融資を受ける

融資のなかには、政府系金融機関から融資を受ける方法も有力な資金調達方法のひとつであると言えるでしょう。

その代表的なものが、日本政策金融公庫があげられます。

ここでは、年1%未満の金利で借りられる場合があり、また業績が悪い会社でも融資を受けられる可能性がありますので、該当するような企業にとっては大きなメリットとなります。

中小企業にとっては、まさに「救いの神」となるわけです。

一方で、審査には時間がかかりますので、その点はデメリットになります。

どの程度の期間かというと、申込から1ヶ月程度の期間をみておく必要があるでしょう。

今日明日とか、月末までに、といったような急ぎの資金需要に対する調達方法にはなりません。

売掛債権担保融資を利用する

「アセット・ファイナンス」の項でも説明しましたが、売掛債権はファクタリングで換金するほかに、担保に入れて金融機関から融資を受ける「売掛債権担保融資」でも活用することができます。

現金化できるような資産を所有していない会社でも、担保が必要な融資が受けられるということがメリットです。

一方で、売掛債権担保融資には、以下にあげるようなデメリットがあります。

・貸倒など売掛先から入金がない場合は、代わりに返済をしなければならない
・売掛金の範囲でしか融資を受けられない
・借入元に対して、売掛債権の残高を定期的に報告する必要がある
・債権譲渡登記が必須。また取引先への通知を行う商品が多い

こうしたデメリットを考慮すると、同じ売掛債権を活用する方法としては、後々の手続きが面倒にならない点でファクタリングの利用のほうがおすすめです。

手形を割り引く

取引先と手形で取引を行っているような会社では、金融機関などにその手形をもっていき、割り引いてもらって早期の資金調達につなげる方法もあります。

手形に記載された期日よりも早く現金化でき、業績不振の会社でも利用しやすいということが、資金調達法としての手形割引のメリットです。

一方で、手形の割引には以下のデメリットがあることに注意が必要です。

・上限額は手形に記載の金額まで
・業者によっては割引料が20%など、高率となる場合がある
・手形を振り出した会社の信用力が低いと、買い取ってもらえない
・万が一手形が不渡りとなった場合は、経営者様が変わって返済しなければならない

なお手形を使った資金調達については、以下の記事もあわせてご参照ください。

今さら聞けない 「ファクタリングと手形の違い」とは?

前払いを受ける

次は前払いです。これは一見融資と関係ないと思ってしまうかもしれませんが、デット・ファイナンスのひとつとしてあげることができます。

なぜなら、前払いを受け取ることにより、貴社の負債が増加するためです。

一例として、代金110,000円を前払いで受け取った例を考えてみましょう。

借方貸方
現金 110,000前受金 110,000

受け取ったお金は、もしなんらかの理由によってサービスを提供できなくなった場合は返す必要があるお金です。

そのため、負債が増加しますから、融資の一種となるわけです。

前払いは早めにお金を手にできるメリットがありますが、お金があるからといって使い込んでしまうようなことがないように注意が必要です。

とくに取引先へ支払う資金は、必ず確保しておくことが欠かせません。これができないと、自転車操業に陥ってしまうおそれもあります。

自己資本を増やす「エクイティ·ファイナンス」

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資金を集める方法の3つ目として、資産そのものを増やす「エクイティ・ファイナンス」という方法を紹介しましょう。

資産の売却や負債の増大を伴わないことが「エクイティ・ファイナンス」との特徴になりますが、だからといって、まったくノーリスクというわけにもいきません。

それぞれの方法には、以下のリスクがあることに注意が必要です。

考えられるリスク資金の調達方法
経営権を奪われる・株式の発行
・エンジェル投資家から出資を受ける
入金までの期間が長い・補助金や助成金
手数料が高額・投資型クラウドファンディング
事業を失う・事業譲渡

ここでは主な5つの方法について、それぞれの特徴を解説していきます。

株式を発行する

株式を発行する方法は、エクイティ・ファイナンスの代表的な方法です。

もっとも、有名な企業が新規上場するような場合でない限り、一般の投資家がこぞって特定の会社の株式を買うというようなことは起こりにくいものです。

株式の発行で自己資本を増やす場合は、以下のいずれかの方法が取られることが多いです。

・ある程度まとまった株式を発行し、提携先や取引先に資金を拠出してもらう
・ベンチャーキャピタルなどの投資会社に株式の引き受けを依頼し、資金の提供を受ける
・転換社債を発行する

いずれの場合も、最終的には発行済の株数が増加し、自己資本の増加につなげることが可能です。

一方で、特定の会社に対して株式を発行する場合は、同時に議決権の増加につながることも多いです。

このため「自己資本を増やした代わりに、経営権を奪われてしまった」という事態になるおそれがありますから、経営者としては注意が必要です。

エンジェル投資家から出資を受ける

エンジェル投資家から出資を受け、資金を集める方法というのもあります。

エンジェル投資家は資金を多く保有する個人投資家であり、自身も経営者や起業家の経歴を持つ場合が多いです。

このため、経営に関する助言が受けられるということが主なメリットにあげられます。

一方でエンジェル投資家は法人と比べて、資金に限りがあります。

出資額が数百万円にとどまるケースも多いので、多額の資金調達を得るためには、複数の投資家から出資を受ける必要があるでしょう。

また経営への関与やお金を要求する投資家もいますから、そのようなことがないために、事前の見きわめが欠かせません。

補助金や助成金を受け取る

・受け取った資金は、用途が限られている場合が多い
・申込みには多くの書類が必要
・選考が行われる場合も多く、必ず選ばれるとは限らない
・事業終了後に支給される補助金等も多いため、事業開始から入金まで1年以上かかる場合も珍しくない

上記のようなことから、補助金や助成金を経営に活用する際には、入金時期を確認した上で踏み切ることが必須です。

場合によっては、逆に一時的につなぎ融資が必要になるなど、他の方法で資金調達を行う必要もあることに留意しなければなりません。

投資型クラウドファンディングを活用する

最近、急速に一般的なものとナリツツアルクラウドファンディング。投資型クラウドファンディングは、株式公開には至らないまでも一般から資金を調達できる、数少ない方法です。

魅力的な事業プランを提示できれば、多くの資金を集められる可能性があります。

難点としては、手数料の高さがあげられます。運営会社によっては20%を超える手数料を徴収する場合もありますから、この場合は集めた資金額よりもかなり目減りすることになってしまいます。

また投資型クラウドファンディングでは、上限額が1億円未満となっている場合が多いです。

したがって、多額の資金調達には不向きなこともデメリットにあげられます。

事業譲渡を行い、資金を得る

事業譲渡は、多額の資金を調達できる方法のひとつです。収益力の高い事業であれば、高値で売却できる可能性があります。

一方で、売る側としては、不採算事業を債務とともに切り離せることになりますので、収益力を改善する手段としても有効であると言えます。

当たり前のことですが、事業を譲渡してしまうと、今後その事業で稼ぐことはできなくなってしまいます。

もし稼ぎ頭の事業を譲渡してしまったら、それによって一時的に多額の資金が入ったとしても、その後の収益確保に頭を悩ませることになりかねません。

一方で、不採算事業を譲渡した場合は負債の引き継ぎを断られる場合があり、その場合は多額の債務が残ったままになってしまうおそれがあります。

資金調達にはファクタリングが適している

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ここまで主な資金調達方法を16種類紹介してきました。さまざまな方法のなかでも、ファクタリングは迅速な資金調達が求められる場面において適している方法です。

ファクタリングの利用により、以下のメリットが得られます。

✔ 売掛金があれば、他の資産がなくても利用できる
✔ 最短即日での入金が可能
✔ 利息の支払いが不要。ノンリコースなら、リスクもファクタリング会社に移転できる
✔ 赤字企業でも利用できる
✔ 負債が増加しない
✔ 経営体制への悪影響をおよぼさない

このため、多くの会社でファクタリングは有効な資金調達手段となります。

私たちレイトラストは2社間ファクタリングに特化しているファクタリング会社です。

さらにノンリコースのファクタリングを提供しています。最短で即日の入金も可能ですから、急な資金需要にも対応できます。ファクタリング手数料率は3%~15%であり、売掛金の額に応じて最高5,000万円まで取扱い可能です。

まとまった資金調達をお考えの方は、一度レイトラストにご相談くださることをお勧めします。


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